ベイエリアの海
またまたお久しぶりの「フォトギャラリー」の掲載となってしまいましたが、今回は、ベイエリアご自慢の海を中心に載せてみました。
「ベイエリアあれこれ」というお話でもご紹介いたしましたが、今年の元日は、サンフランシスコからモントレーへと、日本からのお客さまをお連れしてドライブしてみたのでした。
その日は、サンフランシスコの街は、前も見えないくらいに霧に包まれていたのに、2時間ほど南に運転してモントレーの海岸に着くと、まるでウソのようにカラリと晴れ上がっていたのでした。
まさに、「遠来の客をもてなすかのように」という表現がぴったりなくらい、モントレーの海は、霧もまったく寄せ付けず、見事なまでに輝いていたのでした。
ベイエリアの一帯は、冬は雨季で霧が出やすくなるのですが、夏でも霧に包まれるモントレーの海がこんなに晴れていたというのは、やはり遠来の客の行いが良いのでしょうか?
このモントレー付近の海岸線は、美しいばかりではなく、生き物の保護区になっているので、いろんな海鳥やアザラシ(harbor seal)、それから、ラッコ(sea otter)なんかもいっぱいいるのです。
普段ラッコは、ケルプ(大きな海草)にくるまって、のんびりと海に浮いているのですが、残念ながら、この日はいっせいに姿を消しておりました。
わたしはずっと、「今日はラッコがたくさんいる!」と喜び勇んで叫んでいたのですが、よ~く見ると、海草にたくさん木の切れ端がひっかかっていたようです。前日海が荒れていたのか、きっといろんなものが流れ着いていたのでしょう。
近年、ラッコの保護には熱心なので、「やっぱり努力の甲斐があって良かった、良かった」と喜んでいたのですが、この日はそれも勘違いに終わってしまいました。
けれども、普段はたくさんラッコを見かけるんですよ!
ときには、カンカ~ンと、お腹の上でアワビか何かを割っている音がするのです。そう、お腹に載っけた石を目がけて、エイッとばかりに貝をぶつけるのですね。
逆に石の方を手に持ってぶつけたら、間違ってお腹を破ってしまうかもしれないではありませんか。だから、ラッコの親は、「注意しなさいよ」と、子供には厳しく教えるんでしょうね。
モントレーの海に来られることがあったら、ぜひかわいいラッコたちを探してみてくださいね!