ヘンテコな夢
なにやら試験を受けているのですが、テスト用紙を見ると、上が英語、下が国語のテストになっています。
英語の方はわりと簡単だったらしく、ちゃんと終わっているのですが、国語の方がちんぷんかんぷん。
ページ半分ほどの文章を読んで設問に答える形式なのですが、その文章がまた、漢字だらけで、難しい表現ばかりが並んでいて、さっぱり理解できないのです。
頭の上をス~ッと通り抜けていくような無味乾燥の文の羅列で、それが理解できなかったら、設問なんてわかるわけがないではありませんか!
そんな問題がずらっと4、5個も並んでいて、とっても時間内に終わるとは思えません。だって、ひとつ目でつまずいているのですもの。
けれども、どうやら「難しい」と思ったのはわたしだけのようでして、まわりの人はさっさと問題を解き終わって、次々と席を立っていくのです。
わたしの方は、いっこうにはかどらないので、「英語で書かれていたら、すぐにわかるのに」などと、試験官に向かって弁明しています。
でも、ふとテスト用紙の上の方を見てみると、満点の採点を受けたはずの英語の部分には、まったく別の人の名前が。
あわてて隣の人を見てみると、わたしのテスト用紙と彼女のが入れ替わっていて、あちら側のわたし自身の採点は満点じゃない!
え、英語は満点だと思って安心していたのに、それはまったくの勘違い!
と、ギョッとしたところで目が覚めてしまいました。
何とも後味の悪い夢ではありましたが、きっと何かしらに追われていると、こんな夢を見るのでしょうね。
わたしの場合は、あせっているとよく見る夢があって、それは、試験を受けなければならないのに、試験会場に間に合わないというシナリオ。
寝坊したとか、時間を勘違いしたとか、交通機関が止まっているとか、いろんなフレーバーがあるのですが、結局は、試験に間に合わないよぉって、冷や汗を流しながらあせっている夢。
連れ合いの場合は、ちょっと違っていて、単位が足りなくて、学校を卒業できない夢。
つい前日まで大丈夫だと思っていたのに、ふと気がつくと単位の取り残しがあって、卒業できそうにない・・・。
精神的に追われていると、必ず見る夢だそうです。
卒業してだいぶ経つのに、なんだって学校が出てくるのでしょうね。
まあ、今朝の夢は、わたしにとっては新しいテーマの開拓だったので、ある意味、面白かったとも言えるのですが、それにしても、朝っぱらから、あんまり喜ばしい夢ではないですよね。
それで、どうして追われているのかと言うと、「時間が足りない!」とあせっているからなのです。
いえ、仕事ではなくて、旅の準備がまったくできていないのです。
実は、9月末に、身内のお葬式のために日本に一時帰国しましたが、とんぼ返りしたあとに、時差ぼけと闘いながらも、集中してお仕事をしなくてはなりませんでした。
そのため、10末に出かけるヨーロッパ旅行の下調べができていないのです。
最初は、チェコ共和国プラハを訪問するのですが、元「東欧」の国を訪れるのは初めてのことですし、名所も言葉も国の習慣も何も知りません。
そして、次は列車で移動し、イギリスのロンドンを始めとして、イギリス南部をドライブするのですが、これがまた、どんな雰囲気なのかさっぱりわかりません。
普段は、旅に行く前は、あまり下調べはしないタチなんです。なぜなら、その地に立った第一印象を大事にしたいので、なるべく先入観を持ちたくないから。
でも、今回は、まったく様子がわからない。ですから、少しは下調べをしようと思ったのですが・・・。
だって、チェコ共和国が「ユーロ」じゃなくて、独自の通貨を持っていると知ったのは、つい2日前のことですよ!
しかも、なんとなくカトリックの国というイメージが強かったのですが、実は、無信教の人も多いんだとか。
そして、カフカもスメタナもミュシャも、チェコが生んだ偉人だったんですねぇ。
それから、ヨーロッパはもう寒いに違いないのですが、どんな洋服を持って行くのかも迷っているところなのです。
シリコンバレーの10月は、例年よりも暖かい日々が続きます。ときには、夏のような「ビーチ日和」になるお天気で、真冬の格好なんて想像もつきませんよね。
というわけで、ちょっとあせっている今日この頃なのです。
でも、チェコでお会いする方には、ちゃんとおみやげを買いましたよ。日本の浮世絵の卓上カレンダーを。
そんな風に、少しずつ準備をしようと思います。
次にエッセイを書くときには、「いい旅でしたよ」「満点でした!」と自慢できればいいんですけれどね。
自分自身に Bon Voyage!