Essay エッセイ
2008年04月01日

春爛漫!

今日からもう4月。

長い間、このウェブサイトにもご無沙汰しておりまして、申し訳ありませんでした。

昨年7月からほぼ9ヶ月、ほとんど家にこもりきりで本の執筆をしておりました。シリコンバレーのハイテク産業に関するビジネス本なので、ちょっと厄介なお仕事だったのです。

しかし、それも3月末でほとんどを終え、これからは時間の余裕ができるのではないかと思っております。

振り返ってみれば、昨年トルコと日本に旅行した以外は、月に2、3回くらいしか外出しない日々が続き、「不健康」の極みではありました。でも、顔が生白くなったかというと、そうでもないんですよね。だって、南向きの我が家では、家の中でも日焼けしてしまうくらい日当たりが良い(良過ぎる)のです!

けれども、さすがに「おこもり」は良くないと思い立ち、昨日何ヶ月ぶりかにお散歩をしてみました。すると、今朝はさっそく筋肉痛。情けないくらいに体がなまっている証拠ですね。


そんな4月の始まりは、我が家の八重桜もほぼ満開です。

昨年は、花の数が少ないわりに、葉っぱと花が一緒に出てきて「葉桜」状態。それが、とっても寂しい限りでした。

けれども、今年は、まさに八重桜の当たり年。早くから開花準備を始めただけあって、蕾(つぼみ)は多いは、葉っぱはちょうど良いくらいに遠慮してくれているはで、毎日々々、目を楽しませてくれています。

雨季はまだ明けきっていないけれど、いつの間にやら、春爛漫!


そんなピンク色の桜の花を見ていると、「新たなスタート」という言葉が頭に浮かんできます。

やっぱり桜の花と入学式は、わたしの頭の中では切っても切れないくらいに繋がっているようで、「入学」「始業式」「入社」「初出勤」といった言葉が浮かんでくるのです。

アメリカでは、学校が始まるのは8月か9月ですし、役所の年度が始まるのは7月とか10月ですけれど、やっぱりわたしにとっては、4月は始まりの月といったイメージが抜けません。


そうそう、大リーグ野球も、昨日(アメリカ時間3月31日)から始まりましたね。

すると、夕刻になってワイン片手に出てきたお向かいさんが、こんな話をしていました。「シカゴ・カブスの日本人選手が、最初の試合でいきなり大活躍だったよ!」と。

お向かいさんは、名前はうまく発音できなかったのですが、どうも今年からカブスに移籍した福留孝介選手のことだったようです。なんでも、3打数3安打で、9回裏にスリーランホームランを打って、お相手のブルワーズと同点にしたと。(しかも、相手のピッチャーは、ドジャーズやレッドソックスにもいた、ベテランのエリック・ガニエ投手だったようですね。)

カブスのチームメートも、日本からやって来たばかりで、海のものとも山のものともわかない福留選手が大活躍だったので、ほっと胸をなでおろしているようでした。何かと不安が伴う第一試合(デビュー戦、開幕戦)だったとは思いますが、ご本人にとっても喜ぶべき試合展開となってよかったですよね。

まあ、野球も仕事も長丁場ではありますが、福留選手の大活躍にあやかって、良い新年度のスタートとしたいものですね!

おまけ:お向かいさんが言っていました。日本の都市の名前はわからないけれど、そこには、すごい野球チームがあるんだよと。「ファンが一丸となって、ものすごい応援合戦を繰り広げるんだけど、名前はハンシン・タイガースって言うんだよ」と。(選手ひとりひとりに応援歌があるということですが、本当なのでしょうか?)

近頃、アメリカでも、太鼓やトランペットの鳴り物入りの日本の応援合戦が有名になってきているようで、松坂大輔投手の活躍が光ったオークランドA’s(アスレチックス)での試合でも、「A’sのファンも応援をがんばらなくっちゃ」と、解説者が言っていました。
 A’sの外野席にいる熱狂的ファンも、太鼓を鳴らしたり、旗を振ったりと、アメリカの球団にしては派手なのですが、やっぱり日本の応援には負けますね。そのうち、あの美しくシンクロナイズした応援方法が、日本からアメリカに輸入されるのではないでしょうか。


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