雨季の散歩
カリフォルニアには、風光明媚で自慢したい所はたくさんあるんです。かなり開発されたとはいえ、豊かな自然がまだまだ残っているのです。
けれども、まず、このフォトギャラリーの第1回としては、肩肘を張らず、ごく身近な散歩道を載せてみようと思います。
2月第1週のある日、夕方ももう5時を廻り、突然お散歩を思い立ちました。そこで、カメラを持って、家から歩いて出かけてみました。
いつも通る遊歩道から撮った景色を、ここにいくつか並べてみたいと思います。夕方で、霞がかかり、かなり暗くなってはいますが、我が家のまわりに残る緑のスペースなどをご覧ください。
シリコンバレーのある北カリフォルニアは、一年の気候がふたつに分かれていて、夏は乾季、冬は雨季となっています。けれども、雨季とはいえ、毎日じとじとと降り続くわけではなく、晴れた日の方が多いかもしれません。そして、今シーズンは、昨年よりも雨が少ないような気もします。
そんな雨季は、植物にとっても嬉しい季節で、そこらじゅうの空き地は薄緑色の絨毯となります。水分も太陽の光もある時期なのです。
2月初めは、まだまだ花の季節ではありませんが、遊歩道に沿って植えられた木々は、小さな花をつけたりしています。
ひとつお断りしておきますが、我が家は街中にあるわけではないので、ここまで自然に囲まれているのです。シリコンバレーは、東京ほど大都会ではありませんが、普通はもうちょっと都会なんですよ。
実はこの辺りは、十数年前までは、放牧農家が点在する丘だったのです。そして、16世紀末、白人が初めて北カリフォルニアに上陸するまでは、オローニ・インディアンたちが住んでいた場所なのです。
そんなことも、これから少しずつご紹介していくことにいたしましょう。