我が家にも雪?
前回、シリコンバレーにも、雪が積もる場所があるんだよというお話をいたしました。その直後、我が家にも雪? というような、不思議なお天気になったのでした。
実は、降ったのは雪ではなく、雹(ひょう)でした。突然、ポツポツとガラスに何かが当たる音がしたので、びっくりして外を見ると、大豆ほどの大きさの氷の粒でした。
ものの2、3分で雹は止み、積もった氷はすぐに解けてしまいましたが、片時の「雪景色」に心うきうきとしたのでした。
シリコンバレーやサンフランシスコ周辺では、雹は比較的よく降るんです。
ちょっと前、州都のサクラメントのあたりでも、ゴルフボールの大きさの雹が降ったという話がありました。そんな大きな雹が降ったら、ちょっと外にはいられないですよね。幸い、ケガした人はいなかったようですが。
シリコンバレーで雹が降ったこの日、サンノゼで生まれ育った方がこうおっしゃっていました。自分が子供の頃、サンノゼで2回「雪」が降ったことがあると。
1回は、すぐに解けてしまったけれど、もう1回は、前庭に積もったので、雪で遊んだ記憶があるということでした。
前回のお話では、サンフランシスコ界隈で雪が降ったのは、もう何十年も前のことですと書きましたが、サンノゼ市に関して言えば、二十年ちょっと前に雪が降ったのですね。(その頃、サンノゼは地の果てだと思っていたので、ニュースは耳に入らなかったのかもしれません。)
おもしろいもので、海に囲まれたサンフランシスコ市内は、夏でも寒いわりに、冬もそこまで底冷えはしません。
一方、シリコンバレーの方は、サンタクララバレーという盆地なので、一年の気温差(年較差)も、一日の気温差(日較差)も大きいのですね。ですから、サンフランシスコのような沿岸部よりも、雪や雹が降りやすいのかもしれません。
そのかわり、夏の間、サンフランシスコやサンタクルーズといった海沿いにいらっしゃるときは、ご注意を。セーターやウィンドブレーカーは必需品ですよ。風は冷たいし、霧も出るし、これが夏? といった天気も決して珍しくないのです。
カリフォルニアは、いつも暖かいイメージがありますが、くれぐれも、北カリフォルニアに流れる寒流をあなどってはいけませんよ。