ギリシャのミコノス島
エッセイのセクションで、エーゲ海の島ミコノスをご紹介いたしました。
エッセイでは載せられませんでしたが、気に入った写真がもう何枚かあるので、ここでちょっとピックアップしてみましょう。
ミコノス初日、どんより曇って、ちょっとお天気が悪いですが、さっそくスクーターをレンタルして、島一番の繁華街ミコノスタウンへと向かいます。ちょっと街歩きをして、まずは何枚か試し撮り。
翌日は、カラッと晴れていい天気。風は強いですが、光線が強く、いい写真が撮れました。
ホテルの朝食のあと、島の中心部アノメラの丘陵地帯に向かい、そのあと港やミコノスタウンを見学です。
ここで、昨日スクーターを停めた場所に行ってみると、なんと警官が駐車違反のチケットを切っているではありませんか。どうも、いっぱい停めてあるスクーターは、全員駐車違反。
警官に「どこに停めたらいいの?」と聞くと、200メートル先に無料駐車場があるからと教えてくれました。
危機一髪でトラブルは免れたわけですが、ギリシャで駐車違反をもらったら、やっぱり払わないといけないのでしょうか?
実は、ここではトラブルは免れたものの、その前日、ミコノスタウンのトラベルエージェントで、クレジットカードを置き忘れていたんですねぇ。ミコノスからサントリーニ島に向かう高速艇のチケットを買おうとして。
翌日レストランで気が付いたものの、どこかで落っことしたものだと思い込んでいたので、さっそくカードを止めてもらいました。カードは他にもあるし、あきらめは早いのです。
そして、いよいよミコノスを離れ、サントリーニに向かう船の中。突然、航海士がつかつかとやって来て、ちょっとオフィスに来いと言います。連行された連れ合いを不安げに眺めていると、航海士が何やら連れ合いに手渡しています。
なんと、置き忘れたクレジットカードだったんですねぇ。トラベルエージェントの人が警察に届けていたものが、航海士の手元に渡っていたんですね。勿論、エージェントは船の座席番号まで知っているので、返すのはわりと簡単なわけです。
結局、このカードは止められているので、戻って来ても何の役にも立たなかったわけですが、それにしても、ちょっといい気分ではあります。もう少し早く戻って来たら、もっとよかったんですが。
というわけで、最初は風が強くて、寒くて、いやな島!などと思っていたわけですが、親切なホテルの人たちや航海士さんなんかに接しているうちに、ミコノスが好きになってきたわけなのです。
島を離れる頃には、風もすっかりおさまり、ちょっといい感じ。この朝、鳥たちのかしましい声で目覚めたわたしは、部屋のバルコニーから、満月が沈むのを静かに眺めていました。
とっても平和な時間が流れているのでした。
ミコノスには、もうちょっと長くいたかったなぁ。