サンフランシスコ・ベイエリアは春本番!
ニュースでお聞きになっているとは思いますが、今カリフォルニア州は、干ばつ(drought)で困っています。
そうなんです、雨が降ってくれないのです!
カリフォルニア州は地中海性気候ですので、雨季と乾季がはっきりと分かれていて、だいたい10月から3月、4月までが雨季。
その時期に雨が降ってくれないと、水源地はカラカラになってしまいます。
毎年10月1日に始まる「降雨年(water year)」は、すでに2011~12年には「干ばつ」と宣言され、昨年(2014年)9月に終わった降雨年で、三年目の干ばつとなりました。
なんでも、昨年度は、過去120年の州の降雨記録の中で、3番目に雨の少ない年。そして、記録上、もっとも暖かかった年だとか。
ですから、「雨季」である今、ちゃんと雨が降ってくれないと、今年の夏は厳しい給水制限が待っているかもしれません・・・
けれども、今期も、なんとなく期待薄ではあるんです。
だって、サンフランシスコ市内では、1月の降雨量は「0」。これは、150年の市の観測史上、初めてのことだそうです!
そんなわけで、暖かくって雨が少ない、今日この頃。
2月の第一週、どかっと雨が降ったあとは、2月14日のバレンタインデー・ウィークエンドには、もう春景色となりました。
そう、「春のきざし」とか「春の予感」を通り越して、まさに「春爛漫」なんです。
海は青く、風は暖かく、木々には桃や桜が咲きほこる
花々には小鳥たちが集まり、陽光の中、嬉々として春の歌を奏でている
そんなサンフランシスコ・ベイエリアの2月なのです。
今、マサチューセッツ州ボストンの辺りは、記録的な豪雪に見舞われ、街じゅうが凍てついています。
なんでも、摂氏マイナス30度くらいだそうで、「2月にクリスマスの天気が戻ってきた!」と、みなさん毎週のように襲ってくる豪雪にうんざり。
けれども、こちらベイエリアでは、23、4度の春本番の陽気。
まあ、天気がいいのは嬉しいけれど、「もうちょっと雨が降ってくれないと困るよ」というのが、大部分のカリフォルニア人の本音ではあります。
それに、あんまり暖かいと、花や小鳥たちも季節がわからなくなって、自然の摂理だって乱れそうではありますし・・・