もうすぐハロウィーン
いろんな方から「おめでとう!」のメッセージやカードをいただいたり、思いがけなくプレゼントをいただいたりと、ちょっと嬉しい一日ではあるのです。
そんな特別な日が近づいてくると、あ~、もうすぐひとつ歳をとるんだなぁと、少々憂鬱な気分にもなります。
けれども、その一方で、あ、ハロウィーンが目の前だ!と、楽しい気分にもなってくるのです。
そんな10月末の金曜日、新聞にはこんな投稿が載っていました。
ハロウィーンのときには、親はしっかりと子供をみてなさい! と。
投稿というのは、こんなものでした。
うちの近所では、ハロウィーンの晩、20人ほどの親が30人くらいの子供を連れて「トリック・オア・トリート(Trick or Treat、いたずらか、おやつか)」で家々を練り歩くのです。
ところが、歩道で待っている親たちがおしゃべりに夢中で、ちゃんと子供を観察していないときがあるのです。
現に、我が家の前にやって来たとき、子供たちが我先にとお菓子に殺到したものだから、女の子のひとりが玄関の高いポーチから落ちてしまいました。
幸いにも、この子に怪我はなかったのですが、子供たちがちゃんと順番待ちをするように(take turns accepting candy)と、親たちが指導すべきです。
この件が頭に引っかかっているので、今年はポーチの電灯を消して、ハロウィーンに参加していない意思表示をしようと思います。
そして、この手紙が、日曜日のハロウィーンの参考になるように期待しています。
と、こんな内容でした。
投稿を受けたアビーさんは、このように返事をなさっていました。
まったく、わたしもそう思います。
親御さんたち、あなたのかわいい「お化け」や「鬼さん」や「吸血鬼」をエスコートするときには、どうか注意深くなさってくださいね。あくまでも常識が先行しますから。
Parents, when escorting your little ghosts, goblins and vampires, please remain vigilant. Common sense must prevail.
だって、子供たちが自分の家の前で怪我をしたとなったら、それはもう大変なことですものね。アメリカのことですから、すぐに裁判沙汰になるかもしれません。
ですから、この投書の方のように、「もう面倒は看きれないわ!」と、ハロウィーンに参加しないのもわかる気がするのです。
おしゃべりに興じたい気分もわかりますが、「監督責任」を放棄してはいけませんよね。
そして、わたしも、今年はハロウィーンには参加しないかなぁ? とも考えています。
べつに、こちらの投稿のせいではないのですが、なんとなく気乗りがしないのです。
子供たちのかわいいコスチュームは見てみたいですし、日本のお菓子にどんな反応を見せるか観察してみたい気はするのですが・・・。
(そうそう、シリコンバレーの子供たちや親たちは、日本のお菓子が結構好きだったりするんですよ。いつか「歌舞伎揚げ」のおかきをチョコレートの山にしのびこませたら、中国系の親たちに「これって、おいしいのよねぇ」と、イヤに受けたことがありました。それから、「これって日本のお菓子よ」と説明してあげると、こわごわと、でも興味津々に取って行く白人の子供も多いですね。)
その代わり、ハロウィーンの日曜日は、サンフランシスコにお出かけしようかとも考えているんです。
ハロウィーンといえば、パンプキン(お化けの顔にくり抜いたカボチャ)の「オレンジ色」と黒猫の「黒」が主力カラーとなりますが、今は、サンフランシスコの街は、その「オレンジと黒」に塗りつぶされているんですよ。
なぜって、プロ野球チームのサンフランシスコ・ジャイアンツ(the San Francisco Giants)が、ワールドシリーズに出場していて、2勝先制しているから!
ジャイアンツのチームカラーがオレンジと黒なんですが、みんなこの2色を身につけて応援しなくちゃならないんです。だから、街全体がこの色に染まってる。
いつかご紹介しましたが、サンフランシスコは、ハロウィーンの路上パーティーで有名な街なのです。
けれども、今年は、サンフランシスコのみんなが野球に忙しくて、ハロウィーンどころの騒ぎではないのかもしれません。
そんなときに行ってみると、スポーツバーに入っただけで、もうお祭り騒ぎになっているんでしょうね。ちょうどハロウィーンの日は、敵地テキサスで試合(ワールドシリーズ第4戦)をやっていることでもありますし。
ふ~ん、それも、妙案かも!